奥多摩の古民家レストランの上鍛冶屋(うえかじや)に行ってきました。
茅葺きの家の1日1組限定のレストランです。
このレストランはホームページがなく、食べログやGoogle Mapのクチコミの掲載もなく、道路にも看板を出してません。
ただただ様子が分からないまま訪れました。
いや〜、自分よく見つけたと思うわ。
執念で本物の、きちんとした、隠れ家古民家レストランを見つけました。
しかも、コース料理が格安の3300円です。田舎おそるべし。
囲炉裏がある部屋です。
残念ながら、この地区では囲炉裏は使用禁止だということでした。消防局の見回りがあるそうです。
リフォームは結構前に(10年以上前?)にされたということですが、リフォームしたてのような気持ち良い空間です。
前菜盛り合わせ
手作りこんにゃく、ゆで落花生、じゃがいもの団子にふきのとう味噌がのっかたもの、など。
柿の白和え
美味しい〜〜〜!!
柿と豆腐と胡麻を合わせたものって、こんなに美味しいの?知らなかった。
見た目もいいし〜。
予約した時に念を押したんですよね。柿と栗と川魚は絶対に食べたいと。
そしたら、柿は今年はとれませんでしたが、買ってきますとおっしゃってくれて。良かった〜、食べれて〜。
まるまる1本の秋なすの煮浸し
仕事が丁寧です。
川魚(確かニジマス)
ここの近くにニジマスの釣り場があります。
そして〜〜。
栗ごはんです。ドヤっ。
うれしいことに、漬物もたっぷりいただきました。
店主に味噌汁にミョウガかユズをお入れしますが、どちらがいいですか、と尋ねられました。
2つとも香りが強いので、どちらか1つをお選びくださいと言われましたが、
自分は、どちらも本気で好きなので、両方とも入れてください、とお願いしました。
栗の渋皮煮と柿
この空間で秋の味覚を楽しめるなんて、なんて贅沢なことでしょうか。
茅葺の家のリフォームが気になり、他の部屋も見せていただきました。
黒い太い柱と梁があり、丁寧にリフォームされています。ちゃんとした職人にたのまれたんですね。
古民家をリフォームされる際には、とても参考になるかと思います。
上鍛冶屋がある奥多摩町大丹波という地区は、総じてレベルの高い山里料理を提供する店が多いです。
この地区を知るきっかけとなった、人気店の釜飯なかい
通常1時間待ちなので、1巡目に入らないとなかなか大変です。
他に、鮎の釜飯を食べることができる食事処ちわき。
どちらも山深く、車でないと行くのは難しいですが、気合いを入れて駅から徒歩で行く人たちも相当数います。
自分はこれまで長く檜原村のほうに遊びに行ってたのですが、奥多摩町大丹波地区で食事してから、すっかりこの地にとりつかれ、檜原村のほうに行かなくなってしまいました。
今回は秋の味覚を堪能できたので、次回は春の味覚を堪能しに、再訪しようと思います。
栗の時期は9月下旬あたりから10月いっぱいまでの期間限定で人気があるため、相談をすれば営業日以外も予約オーケーのようです。
上鍛冶屋
東京都西多摩郡奥多摩町大丹波875
tel. 0428-85-1040
金、土、日、月 営業
11:30-16:00
冬季休業 12月-3月
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