ひとむかし前の話しですが、大人になってから家族の中の三人がいきなりアトピー性皮膚炎になりました。
それぞれトラブルを抱えていましたので、ストレスによるものと考えてました。
その頃、自分は通勤時間が片道1時間40分ほどかかっていた上、毎日22時まで残業し、他に人間関係に悩んでいました。
病院でステロイドの塗り薬を処方してもらいましたが、病院に行けば行くほどひどい状態になりました。
ステロイドを塗るのをやめ、そして会社も辞めました。
しかし、アトピーはひどくなる一方で、医師から入院を勧められました。
仕事を辞めたので、入院費を払うことをためらい、入院はしませんでした。
途方に暮れて、情報を得るために本屋に入り、一冊の本を目にしました。
確か洗剤を変えればアトピーが治る、といったタイトルだったように記憶しています。
洗剤によってアトピーになったとは、その頃考えづらかったのですが、本に書かれてる合成界面活性剤が入ってない洗濯石鹸を試してみることにしました。
合成界面活性剤というのは、石油を原料としていて、それが入っていることによって、脂汚れを落としやすくなります。
しかし、すすぎ脱水後、界面活性剤の14パーセントは衣服に付着し、それが皮膚へ付着します。
使っている洗剤の界面活性剤によると思いますが、中には皮膚への刺激が強いものがあります。
ひどい時は、もしかしたらダニによる皮膚炎なのかと思い、下着やシーツをマメに洗濯していました。
洗えば洗うほど、どツボはまっていったのです。
本の通り素直に洗濯洗剤を変えたところ、家族みんな、みるみるかゆみが薄れ、すぐにアトピーから脱しました。
スピカココは、石油ではなく、ヤシ油からできています。
台所用洗剤も出ていて、野菜も洗えるようです。
野菜は洗ったことはないですが、皿や鍋を洗ったときの洗いあがりには満足してますし、液体の感触も自分の中ではちょうどよく、問題ありません。
匂いが付いていないところも気にいってます。
洗剤一つで、生活や人生が変わるということを経験しました。
無添加って地味に大切ですね。
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