諏訪鉄平石を庭に地味に敷き続けています。
調べたところ、造園業者に8メートルほど敷石を敷いてもらう場合、38万円ほどかかるというサイトを見たので、意を決して自分ひとりで敷いています。
石は重さが小さいもので4キロほど、大きいので30キロほどあり、大きさも形もまちまちでそれをパズルのように組み合わせます。
仮置きしたところ。厚みが6cmほどありかなり重たい
厚みもまちまちで、水平にカットされておらず、でこぼこしているので、土を立体パズルのように成形していきます。
80個を5万円で購入しましたので、やり抜くしかありません。
諏訪鉄平石はやはり雰囲気はいいです。
雨に濡れると黒光りして、いい感じになります。
大きい石を買う時は持ち上げるのに一苦労でひるみましたが、踏み心地も見た感じの安定感も、小さい石とは大きく異なり絵になります。
大きいもので幅50cmほどあります
ひるまずにもっと大きいのを買うべきでした。
石は、石材業者に2回に分けて運んでもらいました。
2回目の時に、自分が敷いたアプローチを見てもらい、プロの方が見てどう思うか聞いてみました。
そしたら、思いのほかダメ出しを沢山くらいました。
目地が十字になっているところは見た目に良くない。
T字になるよう敷き直した方がいい。
鉄平石の厚みを利用していない。
タイルのように真っ平らに敷くと面白みがない。
ところどころデコボコを出すのが自然ぽくていい。
レンガ敷きのところは、全部はぎ取って、諏訪鉄平石にしてもいいかも、と。
ひぇー
しかしですね、自分は敷き直さないですけどね。
ちなみに、下記は敷石の敷き方でよくない例です。
石屋さんに指摘されとき、心の中で、ひとりごちました。
家の周り一周、全部諏訪鉄平石でいいとおっしゃってますが、大きさがまちまちな石を敷くことに既に飽きがきてるんです。
家の老人は転びやすいんで、デコボコを出して敷くのは、無しなんです。
庭用資材というのは、どれも欠点があります。
枕木は蟻が寄ってきて、食われやすい
大谷石はもろく土化する
芝生は雑草に負ける
根府川石は滑りやすい
諏訪鉄平石はデコボコがあり、つまづきやすい
ハンペンのレンガは頼りなげで、目地が多く、そこに雑草が生えやすい
ジャワ鉄平石は薄く、コンクリート下地でなければ、踏んだ時にガタガタする
お金があれば、業者にコンクリート下地でタイルのような石を敷いてもらうのがいいかと思います。
ど素人がモルタルを使うと、後日やり直しがききません。
それが苦しいところです。
自分で砂と砂利を下地に敷いていく場合は、後日変更がききます。
2階からアプローチを見た時に、レンガの敷き方がおかしい、なんてのはしょっちゅうです。
敷いてみて、あっ、ちょっとイメージしてたのと違ったなんて、沢山あります。
庭作りというのは、人の庭を参考にしながら、ちょいちょい試し、やり直しを繰り返しながら、徐々にいい感じに進めていくところに醍醐味がある、と思っています。
小さいながらも自分用のリゾートを造る所存であります。
comment
ですね!
石庭のルールや美学は、素人にはわかりにくいかもです。
なるほどね、十字路はダメでT字路ね。
敢えて凹凸を付けるなんて正にプロの言葉。