清泉女子大学の「旧島津家本邸(重要文化財)見学ツアー」に申し込み、見学に行ってきました。
島津家本邸は英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計し、大正4(1915)年に建物は竣工しました。
洋画家の黒田清輝の指揮で、設備や調度が整えられ、大正6(1917)年に落成しました。
昭和初期に金融恐慌や第二次世界大戦のあおりで島津家は邸宅を維持できなくなり、日本銀行に売却しました。
1946年から8年間、GHQの駐留軍の将校宿舎として使用され、1961年に清泉女子大学が日本銀行から土地と建物を購入し、大学の本館として使用されることになり、現在に至ります。
窓が湾曲していて、ガラス自体も湾曲して作られています。
清泉女子大学本館は大学の校舎として現在も使用されていて、見学に行った日は、授業、研究、会議などがあったため、見れる部屋は少なかったです。2階のテラスにも出られませんでした。
ツアーの所要時間は40分ほどで、女子学生が各部屋の意匠等を説明します。
ツアー中の写真撮影は禁じられていて、ツアー後30分ほどの自由時間が与えられるので、そこで写真が撮れます。
春と秋に計32回開催、各回定員30名です。
清泉女子大学はかなり多いほうです。
他の大学で申し込みしようと思っても、ツアー回数が少なすぎて、行ける気がしません。
レトロ建築を見学できるだけでも、貴重に思えてきました。
<つづく>
清泉女子大学
東京都品川区東五反田3丁目16-21
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