3月の中旬、薄氷の上に立っているかのような気持ちに耐えられず、アオダモを求めて相模原緑化センター(JA)に行きました。
そして、やっとやっと、樹形の良いアオダモに出会うことができました。
探し続けて3年です。
長かった。。。
庭というのは、木がないとキマラないと思っております。
木がないと、自分の心も何か欠けた状態です。
今フェンスや小道を自力でこさえてますが、心が折れることが多々あり、もう木がないと頑張れない、踏ん張れないと思いました。
相当思い詰めた心境で、相模原緑化センターに行きました。
もう探すのに疲れてましたから、そこそこ形が良ければ、今日買おう、どんなに高くても今日買おうと、覚悟を決めていました。
目を皿のようにして、緑化センターに乗り込みました。
ところが思いのほか、目を皿のようにしなくても、樹形のいいアオダモを豊富に見かけました。
えと、どれも形が悪くない。
えと、かなり迷う。
この写真の本数もあり大きい株立ちは、狭い庭に不相応だけど、どこから見てもかっこいい。
かっこいいけど大きいから、将来剪定は必須だと思う。
いつか手に負えなくなるだろう。
やはりもう少しこぢんまりした小さなサイズにしようか。
迷って弱りきりましたが、あと先考えずに、サイズを気にせず、気にいった形の木を購入することにしました。
持論なのですが、
サイズを最優先にして、物を選択すべきではない。
デザインを最優先にすべき。
だと、、思っております。
過去の自分は、ミリ、センチ単位で家具や物を買っておりました。
それはひとえに、家が狭いからです。
ですが、年を経て気がつきます。
デザインが良ければ、サイズ感はとるに足らないことだと。
デザイン気にせず、サイズを気にして物を選択するのは、本末転倒だと。
話しが長くなりましたが、大きめサイズを気にせず、購入することにしました。
薄むらさきのクレマチスも購入。
このアオダモの木は、高齢のおじいさんから購入しました。
おじいさん曰く、
今はアオダモが一番人気がある。
アオダモに限らず、形のいい木は50万円、30万円でも売れる。
でも、ワシは年だから、もうお金のために売ってない。
このおじいさんは、たぶん形のいい木を売りたいというサガを持っているんだと思います。
自分が購入したアオダモとアオハダは残念ながら、白ブチが出てません。
形はすこぶる良いのですが、白ブチが出てないことを残念に思いました。
しかし、おじいさんに聞いたところ、まだ若い木だから出てないのであって、年を経ると白ブチが出てくるそうです。
ちなみに白ブチが出るまで、5年以上はかかるみたいです。
ちなみに肥料はいらないそうです。
肥料をあげたら、高く伸びすぎるそうです。
値段は3万5千円でした。
相模原市在住ではないため、送料は高めの8千円。
久しぶりの大物買いで疲れ果てましたが、渾身の一日となり、達成感を得られたのでした。
おじいさんが配達ついでに、アオダモを植えてくれました。
庭にアオダモが1つあるだけで、ガラリとガラリと雰囲気が変わりました。
心身ともに、全身が癒されます。
樹形により雰囲気が違うかもですが、株立ち選びで迷っている方は、躊躇なくアオダモを選んでいいと思います。
写真の左がアオダモ、右がアオハダ。
アオダモとアオハダを比較しますと、
アオダモの良さ: 葉が小さめで、距離をおいてみるとイロハモミジのように見える。
ソヨソヨと涼しげに葉がゆれる。木肌が青白い。
アオハダの良さ: アオダモよりも木肌が青白く、葉の色が黄緑色。
葉が紅葉するまで、新緑のような色が続く。紅葉すると黄色になる。
ヒメシャラとアオハダも悪くないです。
ですが、アオダモと比べると葉が大きく、ワサワサと葉が揺れる感じです。
アオダモはそよそよと揺れます。
株立ちはアオダモで全く問題ありません。
庭が、軽井沢の地のように化けます。
そして、なるべく幹の本数が8本以上の株立ちを選んでください。
幹が8本以下ですと、視覚的に頼りなげな木に見えてしまいます。
幹の本数が少ない分だけ、癒され率は低くなります。
また、台風が来た時に、数本折れたら、致命的です。
自分は家にいる時は、1時間に1回はアオダモの姿を見て、森林浴をしている気分になり、癒されています。
相模原緑化センター (JA相模原市)
相模原市中央区田名10507
9:00~16:00
月曜定休
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