鎌倉文学館のロケーションについて

1日でできる限り鎌倉らしいところに行って欲張って満喫したいと思っていましたが、まさか長谷駅1駅を1日がかりで堪能するとは考えていませんでした。
どんだけ凝縮された地域なんでしょうか。

1日の最後に訪れた場所は長谷駅から徒歩15分ほどの「鎌倉文学館」です。
最近は全く本を読まなくなり、文学の展示品目的で訪れたわけではなく、ちょうど5月中旬のバラの開花時期であったため、ついでにという感じで訪れたのでした。

洋館は古く、特に見入ってしまう意匠というのはなく、バラ庭園は、こじんまりとしていて、特にバラに興味がない自分はまぁこんなものだよね、と心でつぶやいておりました。

でも、まぁ記念に写真でも撮るかなとスマホを取り出して、バラやら洋館を撮っているうちに、写真を撮る前には気づかなかった、ロケーションの良さとバラの完璧なフォームと色の絶妙さに気づくようになったのです。

 

洋館は少し小高くなった丘の森の中にあり、館の前はゆるやかな傾斜になって一面芝生が敷き詰められています。
その下にバラ庭園があります。

 

 

 

 

なんとも絵に書いたような構成です。

バラはおそらく100種類以上植えられていると思います。

敷地内にはバラだけでなく、モミジ、見ごたえのあるヤシの木、南国の木が植えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして敷地内は海風が気持ちよく吹いています。
テラスに座って休憩していたのですが、海風の気持ちよさに長くまどろんでしまいました。
暑い時は風がごちそうとなる場所です。

 

いいところに建てられてるなとつくづく思いました。
人が思いつく限りの希望をかなえた土地です。

 

海が近く、仏閣も豊富にあり、商店街にも近く、かといって喧噪とは無縁の小高い丘にある場所。
近くにはハイキングコースがある山もあります。江ノ電ののんびりした電車の音も聞こえてきそうです。

小さな地域にこれだけ揃いに揃っているから、多くの人が長谷に寄るのだと思いました。

 

 

鎌倉文学館

神奈川県鎌倉市長谷1丁目5−3
開館時間 9:00~17:00
休館日 月曜

 

注)令和5年度から令和8年度まで休館中

 

 

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