上野の国立西洋美術館で開催されている「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」を見てきました。
50年ぶりのキュビスム展で、パリから50点以上の絵画が集結しました。
自分はキュビスムが大好物でして、写真を40点ほど撮りましたので、写真をアップしたいと思います。
キュビスムは1907年からの10年間にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出された、幾何学的図式やキューブ(立方体)で描かれた新しい絵画です。
2人は現代芸術の父と言われたセザンヌの「自然を円筒形、球形、円錐形によって扱いなさい」この言葉に感銘を受け、2人でキュビスムを研究しました。
2人の作品を見ていくと、とても色調が似ているので、どちらがピカソが描いたものか、ブラックが描いたものか判断がつかなくなりました。
ジョルジュ・ブラック 《ヴァイオリンのある静物》 1911年
パブロ・ピカソ 《ギター奏者》 1910年
ジョルジュ・ブラック 《レスタックのリオ・ティントの工場》 1910年
パブロ・ピカソ 《肘掛け椅子に座る女性》 1910年
ジョルジュ・ブラック 《円卓》 1910年
ジョルジュ・ブラック 《果物皿とトランプ》 1913年
ジョルジュ・ブラック 《ギターを持つ男性》 1914年
ジョルジュ・ブラック 《ギターを持つ女性》 1913年
ブラックは、ピカソとの関係を 「私たちはザイルで結ばれた登山者のようだった。」と語っていました。
<つづく>
国立西洋美術館
「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」
2023.10.3-2024.1.28
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