建築家の原広司が設計した粟津潔邸を見てきました。
2023年からアートスペースとして始動し、一般公開されることとなりました。
イベントは不定期に開催され、これまでは行くタイミングを逃してきたのですが、今回山口幸士個展が開かれるのを知り、アートと合わせて念願だった原広司が設計した邸宅を見てきました。
1階の一部は吹き抜けになっていました。
原広司の言葉に『空気を設計せよ』というのがあります。
開口部、通気口がいろんな箇所に設けられています。
原広司氏は1970年から新しい住居デザインを探すために、世界の集落200箇所を調査しました。
集落調査をし始めてまもなく粟津潔邸を設計します。
内部空間において都市の要素や自然の要素を映し出す「反射性住居」と呼ばれる新しい住居形式を取り入れました。
「反射性住居」の特徴
1. 内核。(スカイライトをもち、天井が高い通路と居間部分。
その住居固有の造形的景観をもつなかば外の空間)2.対称軸を基準としたものの配列
3.慣習的な住居の外観。あるいは、周辺で目立たない外観。
4.必要以上に開口部をもたない外壁。比較的閉じた住居。
(しかし、自然に向けては大きく開かれた住居)5.内核から採光する小さな個室群。
6.住宅内における季節に対応するゾーニング。そのための日本間。
7.地形が斜面であれば、斜面に沿った床の高さの設定。
8.明るい室内。音響的には、ほぼ一室住居。やや長い残響時間。煙突効果にもたよる通風。
引用元:原広司氏 『建築に何が可能か』
https://nama.bunka.go.jp/wp-content/uploads/2023/02/exhibition2022_hara_hiroshi.pdf
この文章、文だけ読むと分かりにくいですが、実際建築を見に行くとなんとなくそうなのかぁと理解できます。
原広司氏は粟津潔邸を設計した後、自邸を設計します。
(粟津潔邸と似てる。。)
写真引用:jiaセミナーの記録
https://jia2008.exblog.jp/10345248/#goog_rewarded
京都駅ビル 1997年
写真引用:ハッシュカーサ
https://hash-casa.com/2024/10/21/kyotostation/
原広司自邸と京都駅ビルの建築が見たくてたまりません。。。
粟津潔邸 (AWAZU HOUSE ART CENTER)
川崎市多摩区南生田 1-5-24
入場料 1500円
要予約
山口幸士個展
風景の向こうがわ
2025/03/13–03/30
木金土日のみオープン
11:00–18:00
comment
MAYAさま
先ほどフォローリクエストさせていただきました。
高崎芸術劇場ステキですね。
ガラス張りですと、やはり夕方の時間帯に行くのがいいような気がしますよね。
チューリップがもう咲いているんですかー。
焦る。。
Nobuさま
私のインスタには写真も上げています。
見に行った展覧会や建築物、神社仏閣、お花などなど。
不特定多数の目にさらされるのはちょっと嫌なので、フォロワーの方のみには見られるようにしています。
先週から群馬生活でして、今日は高崎芸術劇場を見に行ってきました。道路に面した側面が全面ガラス張りなので、夜に来たらとても綺麗だろうな、と思いました。
レイモンドの群馬音楽センターにも寄ってみたのですが、今日も中には入れませんでした
早咲きの桜(ソメイヨシノではない品種と思われます)が結構咲いていて、他にもスミレやチューリップ、モクレンも❢
群馬の桜は来週くらいが見頃になりそうです。
MAYAさま
MAYAさまのご友人はアーティストなんですね。
お知り合いにアーティストがいらっしゃるなんて、なんともうらやましいです。
MAYAさまはインスタに写真をアップされているのでしょうか。
非公開にされているので、どうなのかなと思いまして。
桜の時期はそわそわしますよね。
でも、平日は仕事がありまして、、今度の週末だともう桜は散っているのかなとあきらめモードになっています。。
Nobuさま
粟津潔邸、なんともオシャレな空間ですね。
今はもう住まわれていないので当然かもしれませんが、全く生活感が無いですね。
見どころ満載で、アートスペースとしての公開は納得です。
画像拝見していて、東京デザインセンターが思い出されました。ちょっと似てる?なんて思ってしまいました。(^^)
私は先日、さいたま市のうらわ美術館で友人が個展をやっていたので行ってきました。
もちろん個展鑑賞がメインでしたが、美術館がある建物がなかなか素敵でしばし徘徊もしまして。。思わぬ収穫でした!(しっかり写真撮ってきましたw)
桜の便りがちらほら聞かれ始めて、なんとなく、心躍る季節になってきました。Nobuさんもどこかお花見行かれる予定ですか?
(*´∀`*)