船橋にあるインマヌエル船橋キリスト教会 コミュニティー・チャペルに行ってきました。
建築家の室伏次郎が設計した建物です。
牧師さまのお話では、椅子は天然無垢の杉材とのこと。
傷がつきやすいですけれど、触った感じが柔らかいから、長く座る場合に適しているかもしれませんね。
そして椅子の腰のあたりの2本の柱がブックエンドの役割をしていて、1階の椅子にはあらかじめ教本が挟まれていました。
手ぶらで礼拝堂に来てもいいようになっています。芸が細かいです。
牧師さまに礼拝堂の2階を案内していただいた後に、他の部屋を拝見しました。
会社でいう会議室とか、応接室、休憩所、ワークルームのような部屋があり、なかなかの広さです。
どこも新しくスタイリッシュなので、気持ちよく過ごせそうです。
大広間にはスリットの窓があり、開閉可能で、しかも腰掛けられうようになっています。
こういうところに一人腰掛けるのは、居心地がいいように思いました。
心にくい機能美です。
この教会では子ども食堂もされていて、厨房もあります。
コンクリートの壁にオールステンレスの什器がかっこよかったです。
ピカピカに磨き上げらていて、気持ちいいです。
やっぱり家具とかも建築事務所が取り揃えるのだろうか。
そうじゃないと、統一感がないですし、家具によってはせっかくかっこいい建築が台無しになる場合がありますし。
牧師さまはとてもお優しく角がない方でした。
お話をしていると、最初はこの方はステンドグラスなどの装飾がある明るく優しい感じの教会のほうが合っているように感じられましたが、
改めて礼拝堂を見て立っているお姿を想像すると、装飾のない空間のほうが、よりお人柄が際立つように思いました。
こちらの教会を見学したことによって、俄然教会建築に興味を持ったのでした。
室伏次郎のことば
光と壁の関係を追求している。
壁の構成によって、どこから、どのような光がどれだけ入るのか。
光を受け入れる箱のあり方をかなり考えている。
空間を構成するものとして、私の場合壁というモチーフを多用して作ることを続けている。
自由と表裏一体を成す個の意識について、壁という形式が不可欠と考える。
壁自体が意識を内に向わせるものがある。
個感覚の覚醒を壁そのものが促すと考える。
個の自由を表現するモチーフとして、壁を扱っている。
コミュニティー・チャペルから徒歩で5分ほどのところにバイブルセンターがあります。
はじめ自分は間違えてそちらに行ってきてしまったのですが、そこの事務員の方もお優しく、どうぞ建築を見て行ってくださいとおっしゃってくれました。
インマヌエル船橋キリスト教会に行った後、隣りの駅の西船橋にあるギャラリー、Kanda & Oliveiraで開催していた《祈りの前に佇み》を見てきました。
偶然にもキリスト教信者の祈りに関わる作品でした。
中澤安奈 その時 2025
インマヌエル船橋キリスト教会
コミュニティー・チャペル
千葉県船橋市海神2-13-30
comment
MAYAさま、コメントありがとうございます。
私は教会建築巡りに苦戦してます。。。行っても入れなくて空振りが多いです。
日曜日の礼拝の時にしかオープンしていないところも結構ありますし、
祈りの場であるため、写真撮影は禁止のところも多いです。
でも、教会建築はとても魅力的なんですよね。
私は静かな空間に身を置いて、自分を見つめ直すってことはしてないです。
ただただ、建築や素敵空間の写真を撮りたいという欲で動きまわってます。(笑)
Nobuさま
スタイリッシュでモダン、といいましょうか、外観からはとても教会には見えないですね。
室内もシルバーと、ブラウンで統一されていて、本当にお洒落!
Nobuさんがおっしゃるとおり、雲間から光が降りてくるように見えました。神々しいです。
私も教会建築は気になっていて本やネットで色々探索していますが、意外と見学に行く方が多いのに驚きました。
なんか、敷居が高いイメージがありまして(笑)
対応して下さる方々も、親切に案内して下さるみたいですね。
私も静かな空間に身を置いて、自分を見つめ直してみたくなりました。