納骨式当日持ち物

 

故人が亡くなり、一連の手続きを終え、お墓を購入し、納骨式を終えることで、やっとそこでひと区切りがつくように感じます。

 

人一人が亡くなると、こんなにも多くのことをこなさないといけないのか、と最初は途方にくれる想いがしました。

 

 

以前同僚が家族を亡くし、一時帰省しましたが、その時その方は3週間ほど会社を休みました。

のちに聞いたところ、やることが多く悲しみにくれている状況ではなかったと。

今になってやっと同僚の状況が飲み込めたように感じます。

 

 

一つ一つの役所関係の手続きについては、司法書士を頼らず、本やネットで調べたり、役所の相談窓口で聞いたりして進めていきました。

 

しかし、納骨式の費用等については、霊園や宗派によって異なってくるので、直接聞いていくしか手立てがありません。

それらについて備忘録として書き留めました。

 

 

自分の場合は、石屋さんの提案で、一周忌、納骨式、御本尊の魂入れなどの法要を1回でまとめました。

 

それまで、それぞれ別々に日程を組まなければならないのかなと、うっすら考えていたのですが、石屋さんによると法事は特に明確な決まりごとはない、とおっしゃったので、なんだか気分がとても軽くなったのでした。

 

ですから、命日には特に法要はせず、命日から2ケ月後に暮石が設置されましたので、そんなゆったりスケジュールでやっていきました。

 

 

石屋さんに納骨式当日の持ち物について聞きました。

 

埋葬許可書(遺骨のケースの中に入っています)

御本尊(仏様)

遺骨(当日うっかり持たずにくる方がおられるそうです)

お位牌2つ(火葬場でいただいたもの。故人の新しい位牌、または過去帳)

故人の写真

お供物(おまんじゅう、お酒、果物、いづれか)

数珠

埋葬料(31,000円)

お花代(霊園が用意、3000円)

灯明料(10,000円)

住職に渡すお布施(50,000円)

 

 

お布施の金額については、ご住職に直接伺いました。

お若いご住職で、電話で聞きにくかったこともあり、メールで問い合わせてしまいました。

 

私: 納骨日に納骨の法要、一周忌、御本尊の魂入れのお経を頂戴したいのですが、失礼のないようお布施をお渡ししたく、目安をお伺いできたらと思います。

 

ご住職: 通常一つの法要に30,000円と車代を頂戴しておりますが、今回は3つの法要で90,000円はさすがに大変だと思いますので、(トータル)30,000円からで無理のない程度で大丈夫です。

 

私: ありがとうございます。新しい位牌と古い位牌も持っていきますが、開眼供養(魂入れ)と閉眼供養(魂抜き)も必要でしょうか。

 

ご住職:浄土真宗は、故人は死後極楽浄土で仏さまとなるという教えであるため、そのような供養はしていません。
 
古い位牌は後日寺で焚き上げますので、持ってきてください。

 

浄土真宗は室町時代に庶民の間に爆発的に広がったそうですが、教えも費用もハードルが低いので、さもありなん、ですね。

 

 

納骨式当日は秋晴れでぽかぽか日和で、気持ちが健やかでいられました。
外での法要なので、天気予報とにらめっこでした。

 

 

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