無垢の二枚板の耳付きテーブルが欲しく、いろんな家具屋さんでテーブルを見たりしたのですが、うちの小さめなリビングに合うサイズがなく、一からオーダーしてみようかなと考えていました。
そこで一番初めにぶち当たる課題が、なんの木材で作るかです。
すでにリビングにはチェリーのデスク、チェリーのテレビ台、ウォールナットのチェストが置かれていましたが、テーブルだけは1畳ほどのサイズになるため、色が濃い材ではなく、明るめな白い材がいいなと思いました。
そして1枚板は高額過ぎるので、2枚板になる材。
何かないかと考えた時に、家にある栓(セン)の木皿に思い至りました。
そのセンの木皿は白く透明感のある木材で、Shopで月のようにキラキラきらめいているのをひとめぼれをして購入したのです。
もしセンでテーブルを作ってもらったら、部屋の中に光が入った時キラキラ反射するに違いない。
夜暗い中でも、ライトの光で反射して、清潔な明るさを放ってくれたらと思い、センの材に絞って工房を探すことにしました。
できたら加工する前のセンの木の断面が見たいと思いました。
テーブルはリビングの中央に置きますし、木目が絶えず目に入ります。
白っぽい材なので余計木目が重要になってくると思いました。
清らかな木目で、できたらキラキラ光る「杢」(繊維のねじれ)が一部あったらうれしい。
関東でセンの木材を取り扱っている家具工房はあるのかなと、ネットで探し始めたところ意外なほど早く見つかりました。
相模湖に工房があり、吉祥寺に店舗があるSoliwood(ソリウッド)さん。
HPには入荷したばかりの加工前のセンの画像がアップされていました。
その画像で既にきれいな木目に一目惚れ。
工房に電話をして、直接そのセンを見に行きたいと言ったところ、快諾していただきました。
工房のある相模湖まで見に行き、まっさらな断面を見てさらにぐっと特別な感情が芽生えてきました。
この材が家に来たらうれしい。
と、ここまではトントンと話しが進みましたが、私はさらに唯一無二のテーブルにしたいと思い、やっかいな注文を出しました。
天板は決まった。けれど脚の形状をどうするか。ありきたりは嫌。
そこで旭川家具やKarfのHPで見かけた、天板が浮いてる風に見える脚を造ってほしいと希望を出しました。
こういうお願いって、普通の工房嫌がりますよね、フツー。
ただでさえ忙しいのに、試作の時間とかフツーとれないですし、しかも、天板が浮いてる風って。。。
デザインと構造上の問題を両方考えるのは相当面倒なことかと。
でも、ソリウッドさんは快諾してくださいました。
やっぱり若い職人さんて柔軟ですね。助かった〜。
2つチギリを入れてくださいと注文
離れたところから見た時、天板が浮いてる風にしたいと注文。脚はチェリー材
脚に組み継ぎを入れてほしいと注文
欲張っていろいろ注文をいれてしまいましたが、全て聞き入れてくださり感謝です。
Soliwood
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
0422-21-8487
火曜・水曜休
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