根性出して重たい諏訪鉄平石を敷く

 

玄関から表の庭にかけてのレンガの道がいまいちぱっとしなかったので、出だしの1.5メートルほどレンガを取り除き、諏訪鉄平石の大判敷石を敷いてみました。

レンガが人工的な上、厚さ3センチのぺらっぺらっのものなので、それを補うような山石の力強さと山の一部を切り取ったような自然な感じに仕上げたかったのです。

 

しかし、石は想像以上に重かった。。。

 

重たいものでひとつ10キロあるのではないかと思います。

 

これからの苦労を考えると知恵熱が出そうになりました。

 

はんぺんレンガを敷くのとはわけが違いました。

 

まず、形が均一ではないので、いったんパズルのように石を組み合わせていきます。

 

これは楽しいように思えますが、自分には不得手なことだと分かりました。。

 

レンガと違って一つの石でも端と端では厚みが違います。

 

立体パズルのように土のほうも成形していきます。

 

いったんざっくり土を成形して石を置いてみる。

 

ガタついている、石をよっこいしょとどかす、また土を成形、石置く、どかすを20分〜30分ぐらい繰り返します。

 

一つ一つの石が重いので、片手で置くことができません。

 

そしてうまくハマったように見えたけれど、目地に厚みのある防草シートを置くとまた状態が変わってガタつきます。

 

そして石同士もさっきと違ってなぜか合わなくなってきている。。(汗)

 

パズルをやっている時間も合わせて、結局1日4時間かけて4つの石しか敷けないのです。

 

しかも、石が重すぎて、ギックリ腰になる危険性もあります。

 

どえらい買い物をしたなと思いました。無事に済むのか。。

 

そしてもともと敷いていたレンガの一部を取り除く作業も、心理的にきついです。

 

あの敷いた時の苦労が。。。

 

玄関から表の庭にかけてのアプローチに敷く鉄平石敷きは結局1.5メートルでギブアップ。

 

弱っ。

 

それでも本物の石の存在はすごいです。

 

ほんの少し敷いただけで、がらっと庭の様子が変わって見えます。

 

苦労しただけのことはあります。

 

しかし、石の色が白いのが気になります。

 

諏訪鉄平石のイメージって落ち着いた和の色なんですけれど、年月が経てば濃くなるのかなぁ。

 

手前の大谷石より白くみえる。。

 

経年変化しますよね?気長に待とう。

 

諏訪鉄平石のイメージ

 

 

 

 

 

石屋さんがおっしゃったことも、実際石を敷くことで理解できました。

 

モルタルを使わない場合、5センチ厚でもガタつくのですから、1、2センチ厚もなおさらガタつくかもしれないと思いました。

 

見えるところの石の形状よりも、見えないところでの高さの不揃いというのがとても厄介なのです。

 

また、購入当初、石の色も形も厳密に均一なものを選びたいと思っていましたが、少し敷いただけでも、そんな思いは吹っ飛びました。

 

並べてみるとどれも似ていて、色の多少の違いなんて取るに足りないことだと思い知りました。

 

 

 

 

2日連続で石を敷くと、驚くほど筋肉がつきました。

 

自分の腕ではないみたい。

 

天気が良く白っぽい石を見ていたため、視力がやられました。

 

今は視力が戻ってきてますが、本当に体をはった土木工事です。・・・

 

造園家の方尊敬します。

 

防草対策のため庭作りを始めたわけですが、レンガや石を敷くことにより、少しずつではありますが小綺麗になり、庭を造る喜びというものを得ることができました。

 

工夫しがいがありますし、インテリアではできないことを庭ではできるかもしれません。

 

仕事をしても満たされず、趣味のような副業をしても結局満たされず、好きな海外映画、海外ドラマの鑑賞をしても満たされない心が、庭を造ることによりやっと満たされたのでした。

 

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後日雨が降りまして、諏訪鉄平石がいい感じに黒光りしました。

 

水に濡れている状態のほうが目が休まります。好みです。

 

乾いたらまた白っぽいグレーに戻るのが残念ですが、でも、乾いている時と濡れている時とで変化を楽しめるのもいいかなと思えてきてます。

 

 

 

 

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