国立西洋美術館で開催されているキュビスム展を見てきました。
自分が一番推したい絵は冒頭のフェルナン・レジェの《婚礼》です。
これはじんわり感動しました。
サイズは257 x 206 cmの大作で、とても詩的で夢見心地になるような絵です。
フェルナン・レジェの絵は黒の太い線と原色が特徴的で、この絵を見た時、太い線がないのでレジェが描いたものだと思いませんでした。
作者がレジェだと知ると、じんわり感動しました。
自分はキュビスムが大好きです。
キュビスムの絵はただただかっこよく、どれもこれもかっこよく見えます。
かつてキュビスムの絵で感動したことはありませんでしたが、これは感動しました。
この絵のリーフレットを2枚持ち帰り、1枚は保管用に、1枚は毎日眺めて癒されています。
冒頭の《婚礼》は1911年の作品で、下の作品は9年後の1920年の作品です。
フェルナン・レジェ 《タグボートの甲板》 1920年
どの時代のものも素敵です。
フェルナン・レジェ 《形態のコントラスト》 1913年
レジェはパリのモンパルナスの共同住宅兼アトリエ「ラ・リュッシュ」(蜂の巣)に住んでいました。
マルク・シャガールもそこの住人でした。
マルク・シャガール 《キュビスムの風景》 1919年
<つづく>
国立西洋美術館
「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命」
2023.10.3-2024.1.28
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