渋谷区にある松濤美術館(しょうとうびじゅつかん)に行ってきました。
設計は白井晟一(しらいせいいち、1905年-1983年)によるもので、1980年竣工の地上2階地下2階建ての建物です。
白井晟一が75歳の時に設計したものになります。
外壁の石は韓国産の花崗岩です。
建物中央が吹き抜けになっていて、1階に渡り廊下があります。
白井晟一は京都高等工芸学校図案科卒業後、ドイツで哲学を学びました。
建築については独学のようです。
白井晟一のことば
私はよく若い人たちに、建築は徹頭徹尾物質なんだといってます。このことは、物質を血が通っていないもの、心を持たないものとして扱うことにすでに問題があり、またその物質を使って、生きものでない建築という物質をつくる作業だとしていることが、根本的な間違いだということを理解させたいからです。物質は言葉も怒りも発さないが、それこそ「無心」の犀利をもって、つくっている人間を観ている。施主も設計家も施工者も実は向う側から見られている。常にその質をとわれているのです。
出典:http://shiraiseiichi.jugem.jp/?eid=190
<つづく>
渋谷区立松濤美術館
東京都渋谷区松濤二丁目14番14号
10:00-18:00
月曜定休
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