上野にあるル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館に行ってきました。
ル・コルビュジエは近代建築の3大巨匠のひとりで、国立西洋美術館は2016年に世界文化遺産に登録された建物です。
宗教画が展示されているエリアは、天井に高低差を付け、空間にリズムを与えています。
また、床が光沢がある黒なので、リフレクション効果(反射)があります。
宗教画を飾るのにふさわしい内装なんですよね。
展示室に柱と階段があるのが、たまらないです。
カルロ・ドルチ 1655年
ル・コルビュジエがデザインしたチェアやソファ。
ル・コルビュジエがこの国立西洋美術館を設計したのは70歳の時でした。
この美術館ではル・コルビュジエの絵画も展示されていますが、別格扱いで写真撮影不可です。
ル・コルビュジエは多才で、設計、絵画、版画、彫刻、家具・車のデザインまでこなしていました。
どれも超一流で、後世に多大な影響を与えました。
書類の職業欄には、作家と記入していたそうです。
マルチクリエイターすぎるんですが。
ル・コルビュジエの言葉
美しさは装飾ではなく自然の秩序に宿る
高貴な材料としての鉄筋コンクリ―トを聖なるものとしてたたえる
建築は光のもとで繰り広げられる巧みで正確で壮麗なヴォリュームの戯れである
住宅は家族の神殿だと思っている。人間の幸せのほとんどがそこにある
<つづく>
国立西洋美術館
東京都台東区上野公園7丁目7−7
9:30~17:30
月曜定休
常設展の観覧料500円
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