築地にある聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂の建築を見に行ってきました。
近代ゴシック様式による鉄筋コンクリート造りの建物に、ドイツ・バロック様式のパイプオルガンが設置されていて、なんとも素敵な空間でした。
昨年聖ルカ礼拝堂を訪れたのですが、改修工事中で見れませんでした。
工事が終わったのかどうかTwitterをチェックし、工事が終わったことを確認して、この日、日曜日に訪れたのですが、なんと日曜日は正面入り口がクローズでした。
とぼとぼと築地駅まで戻ったのですが、どうにも諦めがつかず、引き返してだめ元で警備員に聞いてみようと思いました。
職員通用口に行き、チャペルを見学したい旨言ったところ、通してくれました。よかった。。
どうしても、チェコ出身のアントニン・レーモンドが設計した建築が見たかったんですよね。
でも、よくよく調べたら、この礼拝堂はアントニン・レーモンドが設計したものではありませんでした。
Wikipediaによると、アントニン・レーモンドは装飾のないデザインが不評を買い、建設途中で解雇されたそうです。
確かにカトリック目黒教会の建築を見に行った時には、ステンドグラスはありませんでした。
この聖ルカ礼拝堂は竣工当初、病院の中心に位置していて、病棟の上階のバルコニーから祈ることができるようなデザインでした。
たぶんですが、病院側としては患者が祈り、癒されるような場所にしたかったんだろうと思います。
アントニン・レーモンドが設計したものではありませんでしたが、ここはここでとても素敵な建築でした。
実直という言葉が浮かぶような建築です。
アントニン・レーモンドに代わって、アメリカ出身のバーガミニが設計したそうです。
バーガミニが設計した他の建築を見てみたいと思いました。
聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂
東京都中央区明石町10-1
日曜日は正面入り口は閉まっています
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