東京駅近くにあるアーティゾン美術館に行きました。
アーティゾン美術館のコレクションにはピカソの絵が何枚かあり、自分の好きな絵は冒頭の絵「生木と枯木のある風景 1919年」です。
ピカソには珍しい写実的な風景画と言われています。
Pablo Picasso パブロ・ピカソ「茄子」 1946年
Pablo Picasso パブロ・ピカソ「画家とモデル」 1963年
自分は昨年までピカソのすごさが全くわかりませんでした。
昨年国立新美術館で開催されていたドイツのルートヴィヒ美術館展を見に行って、下のピカソの大作を目にしました。
Pablo Picasso パブロ・ピカソ 「アトリエにて」 1964年
結構大きなサイズということもあったのですが、絵から漏れ出るオーラがとにかくすごくて、この作品でやっと、確かにピカソって天才かも、と思ったんですよね。
合点がいったうれしさもあり、それから手のひらを返したかのように、ピカソの作品を見る目が変わりました。
「アトリエにて」で使われている明るい緑の色が強く記憶に残っていて、同じような色をアーティゾン美術館の「画家とモデル」で目にした時はうれしかったです。
ルートヴィヒ美術館展で見た絵画で、ピカソの「アトリエにて」と同じように、ヒョエ〜〜と思ったものがもう一枚ありました。
Paul Klee パウル・クレー 「陶酔状態の道化師」 1929年
なんだこの世界観、って思いましたね。
一筆書きの線の細さと色の配色とフワフワとした道化師の動きが相まって、これはちょっと忘れられない一枚です。
アーティゾン美術館にもパウル・クレーの絵画があります。
Paul Klee パウル・クレー 「小さな抽象的ー建築的油彩」 1915年
藤島武二 「東洋振り」 1924年
2023年6月3日から「抽象絵画の覚醒と展開」の展覧会が開催予定で、キュビズムの作品が展示されるようなので、それが今から楽しみです。
アーティゾン美術館
東京都中央区京橋1-7-2
10:00 〜 18:00
月曜定休
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