母は片づけ、整理が苦手なほうです。
料理はせっせと品数多く作りますが、その後の片付けまでは気力がないらしく、私が遅く仕事から帰っても、台所は作り散らかし、食べ散らかしの状態のままでした。
他の家族も同様です。
私は台所が片付いてないと、食事をする気分がでないので、1時間かけて片付け、夜22時から食事をするのが習慣でした。
私は昔飲食店のキッチンで2年ほど働いてましたので、台所の片付けは苦ではありません。
苦ではない者がすればいいことですし、自分が片付け、掃除などをすることが、この家での私の存在意義だと思っています。
そして、ここ5年ほどかけて物をゴミ屋敷だったピーク時の10分の1にまで減らせたことだけでも、満足でした。
家族の理解がないと捨てれませんから。
母が元気でいてくれて、しかも料理を作ってくれることが本当にありがたく、それ以外のことは黙って自分がやっていました。
ところが、目に見えて物がなくなったあたりから、母の意識が変わりました。
私が仕事から帰って台所を見ると、私の食事の分以外、全て片付けられてるのです。
始めは、珍しいねぇー、どうしたの? どうしたの?
とからかったりしたんですが、来る日も来る日も台所がきれいに片付けられていて、それから1年継続しています。
恐らく片付ける物が減ったように感じたのだと思います。
いゃー、高齢になっても意識、習慣は変えられるんですね。(笑)
comment