大磯町民の想いで蘇った旧吉田茂邸 その2

 

大磯にある旧吉田茂邸の建築を見に行ってきました。

 

内閣総理大臣を務めた吉田茂の邸宅です。

 

応接間棟と新館があり、新館は建築家、吉田五十八(いそや)が設計しました。

 

2009年に原因不明の火災により消失しましたが、大磯町民の再建活動により2016年に竣工しました。

 

 

 

食堂(ローズルーム)

 

 

 

 

 

旧吉田茂邸はどの部屋も開口部が広いです。

 

 

 

 

 

 

 

吉田茂が有田焼の華山萬衛門窯に特注した和食器

邸宅や富士山の図案が描かれています。

 

 

 

 

 

 

サンルーム

 

 

 

サンルームは消失を免がれましたが、国登録有形文化財に指定されたため、手を加えることができず、中に入ることができないとのことでした。

 

花が植えられた植木鉢を数鉢でもサンルームに置いてくれたら、自分は泣いて喜びますけれどね。

 

建物を活かせないのは、なんとも歯痒いものがあります。

 

 

 

帰りに吉田茂が愛した大磯 井上かまぼこ店のはんぺんを買いにいきました。

 

 

 

 

 

明治十一年創業のかまぼこ店のはんぺんを吉田茂は好み、ロールスロイスで店に乗り付け、秘書にはんぺんを買わせていたそうです。

 

はんぺんを食べたところ、意外なことにふわふわとした食感ではなく、かまぼこぐらいの硬さがありました。

 

芋や卵などのつなぎを使っていないそうです。

 

また、魚をさばいたり、絞ったり、型に入れたりなどの作業が創業当時から変わらず、人の手でやっています。

 

機械を使わないのって、かなり大変かと思います。

 

吉田茂は自分の家にくる客人には、「大磯土産を買うなら井上かまぼこ店にしろ」と言っていたそうですね。

 

 

 

 

なお、はんぺんよりも人気があるらしいのは、さつま揚げです。

 

白洲正子が好んでいたそうです。

 

さつま揚げは15時前に売れ切れてしまいます。

 

自分は残念ながら買えませんでした。。。

 

 

旧吉田茂邸

神奈川県中郡大磯町西小磯418

9:00-16:30

月曜、毎月1日定休

観覧料 510円

 

 

 

大磯 井上かまぼこ店

神奈川県中郡大磯町大磯1306

8:30-17:00

水曜定休

 

 

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