麻布台ヒルズギャラリーで開催している「カルダー:そよぐ、感じる、日本」展に行ってきました。
動く彫刻「モビール」を発明したアレクサンダー・カルダーは、「色彩の魔術師」と言われていました。
今回は絵画を中心にアップしていきます。
アレクサンダー・カルダーは1898年アメリカ・フィラデルフィアに生まれました。
父は彫刻家、母は画家で、小さいころから親に工具を与えられて育ちました。
しかし、親に芸術家になることを反対され、工科大学に入り機械工学を専攻し、その後数年間は自動車技師、客船の機関士として働いていました。
船のデッキで見た太陽と沈む満月の動きに心を打たれ、芸術家になることを決意しました。
1926年にパリへ渡り、ジョアン・ミロに影響を受け、ピート・モンドリアンの抽象絵画との出会いが「モビール」発明のきっかけとなりました。
カルダーがモビールを発明するのに、技師としてのスキルなしには成し得なかったのと、船から見た天体も重要だったんですね。
芸術家になるのに、機械工学が決めてになるとは、その当時両親も自身も思ってみなかったことかと思います。
ミロに影響を受けたようですが、確かにカルダーの絵画の一部は、ミロっぽいです。
なぜ彫刻家のカルダーが「色彩の魔術師」と言われていたのか、たくさんの絵画を見て理解できたように思いました。
<つづく>
麻布台ヒルズギャラリー
東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階
「カルダー:そよぐ、感じる、日本」展
2024/5/30-2024/9/6
10:00-18:00
一般 1300円
8月26日(月)16:00~18:00は入館無料
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