ドイツのフィスラー社のストラクチュラシリーズを購入したことがきっかけでステンレス好きになりました。
フィスラー社は1845年配管工カール・フィリップ・フィスラーによって設立された鍋専門のメーカーです。
1892年に車輪のついた移動式野営キッチン「グラッシュ・キャノン」を発明し、ここから、フィスラー社の中心は調理器具の製造にシフトしていったそうです。
歴史があります。
フィスラーが力を入れているステンレス鍋最高峰シリーズ「プロコレクション」は重たく感じ、ファミリーラインは安価ですがデザインがいまいちに見えました。
以前ファミリーラインを使っていましたが、ストラクチュラの存在を知って半年で捨てました。
ストラクチュラはプロコレクションよりも断然軽いので使い勝手がいいと思います。
容姿は優雅なプロコレクションとカジュアルなファミリーラインの間のプロコレクション寄りで、デザインが簡潔でやわらかさのない無骨なところが気に入っています。
ほかのシリーズと比べて、持ち手がカクカクと台形で男性的なのがツボです。
ステンレスはしっかりとしていて、つや消し仕上げ。
二段溶接などの独自工法で、熱くならないハンドルで、ハンドル部分だけ鏡面仕上げなのが好きなんですよね。
全てがつや消し仕上げではなく、部分的に鏡面っぽいので、そこがアクセントになり、古びたキッチンの中でスター然としています。
料理はもっと厚みのある鍋や土鍋を使ったほうが断然美味しくできると思いますが、ステンレスはコゲが取りやすく、軽くて楽で清潔感があり、かっこいいので、他の素材にはシフトできません。
正直見かけでこのシリーズを集めています。
鍋から器に直接注ぐ時も、縁がきれいに注げる形状なので、ストレスはないです。
たまに横着しておたまを使わずに器によそったりします。
S 直径17cm 高さ11cm
M 直径21.5cm 高さ9cm
これが一番使い勝手がいいです。この高さが調理しやすく、楽ちんです。
L 直径21.5cm 高さ12cm
本当にこの製品でつや消しと鏡面のステンレスを組み合わせたものが好きになりました。
つや消しだけですと面白みにかけ、飽きがくるように思いますし、ギラギラした鏡面仕上げは見ていて疲れます。
持っているMacもこの組み合わせではなかったら、買っていなかったかもです。
1年に1度黄ばみをとるため、Oxiclean(オキシクリーン)に15分ほど浸けて、激落ちくんでこすり、垢を流します。
かなり爽快気分を味わえますし、ピッカーと並んだ鍋を眺めるのが、年末の静かな楽しみです。
このストラクチュラは現在廃盤となっているようですが、バレンシアが後継だと思われます。
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