私は正直なところ以前民芸調のガラスというのは苦手でした。
ガラスものは好きですが、メキシコガラス、琉球ガラスには過去に縁がありませんでした。
普段使用するには、自分にはガラスの厚みがありすぎるように思えたのでした。
それが昨年見惚れるほどの琉球ガラスに出会いました。
昨年職場が新宿でしたので、伊勢丹新宿店の生活雑貨フロアには度々足を運んでいました。
2、3週間おきに訪れていたのですが、毎回見慣れない新しいタイプの製品に出会います。
品揃えが週おきにガラッと変わったりして、伊勢丹の攻めの買い付けの姿勢に感嘆します。
私が住んでる東京の外れの地域のデパートは、なんなら1、2年全く品揃えは変わりません。
私が上京して足を運ぶ定番Shopは、伊勢丹新宿店、六本木のLiving motif、青山のCiboneですね。
さて、その伊勢丹新宿店に訪れたところ、小さなスペースで地方の器展が企画されていて、そこで冒頭写真の琉球ガラスのコップを目にしたのでした。
かわいらしいフォルムと濃紺の色に惹かれ、購入を即決しました。
作家名は小野田郁子さんです。
使用して分かったのは、琉球ガラスは水を入れることにより活きるということです。
海に恵まれている風土が生み出したガラスなんだということを痛感します。
とにかく水をいれて使用すると、海を近くに感じて楽しくなってくるんです。
このグラスの神秘的表情はスマホ写真では伝えることができません。。
白地の上にグラスを置いたほうが良さが出るかもしれません。
私は以前、ニューカレドニアのウベア島に行って以来、遠浅ビーチ好きになってしまい、寝ても覚めても海のことばかり考え、ビーチや海写真をパソコンで探してはダウンロードしてかき集めていた時期がありました。
モルディブにも4島ほど行き、今度はどこに行こうかとハンターのようにネットで写真を漁っていたのでした。
この琉球ガラスを使うと、その当時のことが思い出されるのでした。
この家で海を得ることができ、うれしく思っています。
小野田郁子さんのブログ
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