銀座にある資生堂ギャラリー(Shiseido Gallery)で開催されている「野村在展(Zai Nomura)」を見てきました。
生と死をテーマにした作品の展示でした。
天井にテープ打刻器が吊るされていて、そこから一人の人間のDNAデータを打刻したテープが吐き出されていました。
プリントの説明書きをそのまま書きますが、これらのガラスの作品は、
アーティストが世界中のポートレート写真(自身の家族も含む)を収集し、それらを暗室で一枚ずつ燃やし、その炎の光を長時間露光で撮影し、UV-ピグメント印刷という、紫外線によって硬化する印刷技法でガラスに定着したものです。
それぞれの作品には、どういった人が写っていたか詳細が書かれていました。
ファントーム
亡くなった方々の写真を水に印刷する機械。
野村在氏はそのサービスを提供しているようです。
動物やペットの写真も受け付けているそうです。
君の存在は消えない、だから大丈夫
– It’s OK, the fact you exist will never fade though this universe will be gone –
野村 在
Zai Nomura
資生堂ギャラリーは日本最古の画廊ですが、積極的に新進アーティストの個展を開催しています。
天井が高いギャラリーなので、とても気持ちよく作品が鑑賞できます。
アーティストにとっても、天井の高さはとても重要な点だと思います。
資生堂ギャラリー(Shiseido Gallery)
東京都中央区銀座8丁目8−3 資生堂銀座ビル B1F
野村 在展
2024.3.12-4.14
入場料:無料
月曜定休
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