渋谷区にある松濤美術館で「エドワード・ゴーリーを巡る旅」の展示を見ました。
自分は松濤美術館の建築を見るのが目的で行ってきまして、エドワード・ゴーリーについては全く無知でした。
休日の朝イチで行ってきたのですが、早くからものすごく混雑してまして、エドワード・ゴーリーのたくさんのファンがこの展示を心待ちにしていたことを知りました。
エドワード・ゴーリー(Edward Gorey,1925‒2000)はアメリカの絵本作家です。
残念ながら展示室の写真撮影はできませんでした。
エドワード・ゴーリーの作品を初めて見たのですが、緻密さと根暗さと不思議さに満ちていて驚きました。
子供向けの作品は一部だけでした。
ポストカードを買いましたので、写真をアップいたします。
The Object lesson 「具体例のある教訓」挿絵 1958年
The Jumblies 「ジャンブリーズ」挿絵 1967年
Fairy Ballerina 妖精のようなバレリーナ 1980年代
L’Heure Bleue 「蒼い時」挿絵 1974年
Dracula Toy Theatre 「ドラキュラ・トイシアター」挿絵 1979年
エドワード・ゴーリーの素晴らしさはポストカードや絵本では伝わらないと思います。
いい紙質でないと、世界観はわかりにくいように思います。
展示の半分ぐらいが不穏さ、不安さが感じられるものでした。
でも、それが緻密に描かれているので、見る者は固唾を飲んで魅入ります。
世界中に熱狂的なファンがいる唯一無二の作家のようです。
アートの世界は緻密さやきれいさだけでは足りないというのがよく分かった展覧会でした。
展示室の様子が撮れなかったのが残念ですが、白井晟一が設計した建築と相まった印象的な展覧会でした。
渋谷区立松濤美術館
東京都渋谷区松濤二丁目14番14号
10:00-18:00
月曜定休
エドワード・ゴーリーを巡る旅 2023.4.8-6.11
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