横浜市青葉区にある寺家ひらさわでのランチの続きです。
11月中旬に伺ったのですが、庭の紅葉は残念ながらまだ早かったようです。
しかしながら、お料理の器に紅葉したもみじが添えられていて、その心遣いが胸にしみました。
ぶりと輪切りのレモンの相性がよかったです。あぶった昆布が添えられていて、うれしかったです。
土鍋が運ばれ、料理長が自らご飯をよそってくれました。
ごはんの上に削りかつおと生姜。
この組み合わせが美味しく、おかわりしました。
この料亭が出す料理は、茶懐石のように素朴なのですが、その時々の季節を愛でれるような心遣いがされています。
素材というものを改めて意識したりと、いろいろと気付かされます。
自分が座った席は、庭に置かれたこのつくばいの前でした。
つくばいとは、茶室に入る前に、手を清めるために置かれた手水鉢で、石を加工して造られたものです。
自分は食事中、このつくばいをつくづく眺めていました。
つくばいに椿やツワブキが生けられていて、清々しい気持ちになりました。
また、ラッキーなことに小さい野鳥が水遊びをするところにも出くわしました。
わずか直径50cmの水がはられてるだけですが、それが景観の一部として重要な要素なんですよね。
つくばいとは、川や池の代わりになりえ、生花の器になりえ、野鳥の遊び場にもなりえるもの、なんですね。
つくばいが見えるこの席が、自分には一番特等席に思えます。
つくばいの重要性に気がついた一日でした。
この料亭がある寺家ふるさと村は、自然保護区に指定されているので、野鳥の種類が豊富のようです。
また、周りは田んぼと畑に囲まれ、野菜直売所の激戦区です。
人気がある直売所には長蛇の列ができていました。
寺家ふるさと村、楽しすぎます。ここらへんに住みたい。
近くの直売所で、むべという果物を買ってみました。中はほとんど種でした。。。
寺家ひらさわ
神奈川県横浜市青葉区寺家町602
月曜定休
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