神奈川県川崎市多摩区にある粟津潔邸の建築を見てきました。
粟津潔(1929-2009)は戦後日本のグラフィックデザイナーです。
粟津潔の邸宅を建築家、原広司(1936-2025.1)が設計しました。
原広司の代表作の京都駅ビル(1997年)のデザインの要素が垣間見れる建物です。
邸宅は多摩丘陵の地域で傾斜があるところに建てられました。(竣工1972年)
玄関は3階にあります。
建物の中央に階段があり、3階から1階まで続いています。
階段を軸にシンメトリーになっています。
2階の中央に4つの収納BOXが立っており、その上に大きめのドーム型のものがのっているのがユニークです。
ライトでしょうか。
白い壁、白い造作家具に黒のタイルの床。
黒のタイルがとても効いていて、かっこいいです。
寝室
原広司は1970年代から、40か国の集落を巡り調査をしました。
そこで集落や住居の普遍性を見出し、『集落の教え100』という本を執筆しました。
原広司のことば
あらゆる部分を計画せよ。
あらゆる部分をデザインせよ。
偶然に出来ていそうなスタイル、
なにげない風情、
自然発生的な見かけも、
計算つくされたデザインの結果である。
<つづく>
粟津潔邸 (AWAZU HOUSE ART CENTER)
川崎市多摩区南生田 1-5-24
入場料 1500円
要予約
山口幸士個展
風景の向こうがわ
2025/03/13–03/30
木金土日のみオープン
11:00–18:00
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