明治神宮の敷地内にある明治記念ミュージアムに行ってきました。
明治天皇ゆかりの品物が展示されている施設で、設計は隈研吾氏です。
明治神宮は原宿駅からすぐのところにあります。
この日の原宿駅周辺はすごい人混みで、宣伝カーもけたたましく、気温も34度でしたので正直まいってしまいました。
しかし、明治神宮の敷地内に入るとびっくりするぐらい森が深いです。
ここは100年前はただの荒地でした。
「永遠の杜」を目指し、林学の学者が集められました。
水気のない荒地では杉が育ちにくいため、主要な木は椎・樫・楠などの照葉樹を植えることとなりました。
そして全国のボランティアによって木が持ち込まれ、植えられたそうです。
昭和20年、空襲により明治神宮の社殿は焼失しましたが、森の被害は出ませんでした。
燃えやすい杉ではなく、照葉樹だったことが大きかったようです。
100年の短期間で深い森になったことは林学上の奇跡ともいわれています。
隈研吾氏は明治記念ミュージアムを建てるにあたり、森を主役とし、その中に溶け込むような建築を目標としたそうです。
<続く>
明治記念ミュージアム
東京都渋谷区代々木神園町1-1
10:00 ~ 16:30
木曜定休
入館料 1000円
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